企業のIT化は、業務の効率化とコスト削減に大きく貢献してきたが、受注データや勤怠データなどの入力業務が減ることはなく、逆にIT化することによって、ERPなどに経営管理のためのデータ入力が増加するといった現象すら起きている。
従来、データ入力の効率化のため手書き文字用OCRシステムや業務の熟練者による二重入力作業が行われてきたが、間違いがあってはならないデータ入力については、結果が正しいかどうかを目視によるチェックなど二重作業による運用が行われている。その結果、データ入力量が大量になればなるほどコスト(人件費や時間)が掛かってしまっているのが現状である。
特許出願技術を利用している「WOCR」の最大の特長は、この人手を介した二重チェック運用をなくせることである。特性の異なる2つのOCRエンジンで処理したWOCR結果は非常に信頼性が高いため、今までの二重チェックをする必要がなく、人手を介すのは「確認・修正」が必要な場合のみ。だから無駄な人件費をなくすことができ、コストを大幅に削減することが可能なのである。