ハイブリッドクラウド運用を“シンプル化”、利用状況やコストを可視化する方法

　2017年にITインフラ市場の62％を占めていたオンプレミスシステムは、2020年には50％にまで落ち込み、代わってクラウドが台頭すると予測されている。とりわけ、TCOを抑えつつスケーラビリティとパフォーマンスを高め、アプリケーションのセキュリティや安定性も確保できるハイブリッドクラウドへの注目度は高い。

　一方で、ハイブリッドクラウドには大きな課題がある。それは複数のクラウドサービス業者が絡むことによりワークロード展開が複雑化し、運用管理も煩雑になってしまうことだ。そのためハイブリッドクラウド導入においては、利用状況やコストの可視化、アクセス管理とガバナンスの徹底を実現し、ユーザーに負荷をかけないシンプルな仕組みを作ることが求められる。

　本コンテンツでは、ハイブリッドクラウドを利用する際の諸課題を洗い出し、その解決に向けた新たなアプローチを提示する。ビジネスに最適なハイブリッドクラウドを構築するためにはどのようなITインフラが求められるのか。その具体策として注目される製品および手法を紹介する。