Azureで構築する超高速「WordPress」実行環境、月間3000万PVでも安定稼働の理由

　企業にとってのWebサイトはもはや「作る・作らない」という話ではなく、「なければ話にならない」という時代だ。そして、顧客向けのフロントシステムだけでなく、Webアプリケーションのビジネス活用が浸透した現在、より良いユーザー体験価値を提供するためのWebサイトには、「高速」「セキュリティ」「スマホ対応」という3大要件が欠かせない。

　こうした背景を受けて、超高速WordPress仮想マシンの導入企業が増えている。WordPress本体に、OS、ミドルウェア、アプリケーションを組み合わせた状態で提供され、WordPress実行時間は3ミリ秒台、秒間1000リクエストを実現。トラフィックが激しく増減するようなWebサイトにおいても、超高速なレスポンスを安定的に発揮する。また、「Microsoft Azure」をプラットフォームとすることで、Webサイトの信頼性と安定性を実現している。

　本コンテンツでは、さまざまな業種の超高速WordPress仮想マシン導入事例を集めた。一例を挙げると、読売新聞東京本社が提供する医療・介護・健康情報サイト「yomiDr.（ヨミドクター）」では、月間3000万PVものアクセスに耐え、災害時でも1時間以内に遠隔地で復旧できる大規模なWordPressシステムを構築している。20以上の導入事例で、その効果を見ていこう。