技術文書・技術解説
日本シノプシス合同会社
開発のOSS利用における脆弱性リスクの可視化と管理、13万種のソフトの解析結果
コンテンツ情報
公開日 |
2018/05/08 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
26ページ |
ファイルサイズ |
1.28MB
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要約
アプリケーションの多くがサードパーティーのコードで作られるようになった。特にOSS(オープン・ソース・ソフトウェア)の活用とその効果は誰もが実感しているだろう。一方でHeartbleedやPOODLEなどの対応も記憶に新しい。
そんな中、アプリケーションがどのようなコンポーネントやライブラリ、バージョンで構成され、どのような既知の脆弱(ぜいじゃく)性を持っているかを診断する「ソフトウェア・コンポジション解析(SCA)」が注目されている。
本資料は、13万近いアプリケーションのSCAを行った結果をまとめたレポートだ。コンポーネントの50%近くがリリース後4年以上経過し、確認された共通脆弱性識別子(CVE)の総数は9500以上、その45%は2013年以前のものだった。時間の経過とともにアプリケーション内に新たな脆弱性がだんだんと発見され、“劣化”していく様子を確認できる。また、CVEのリスクの度合いにも触れ、緊急度の高い脆弱性の点在の様子を紹介する。
そのうえで、リリース前後や開発中にリスクを軽減させるためにSCAがどう役立つかを提言する。OSS利用のメリットを最大限享受するためにも、ぜひ一読してほしい。