品質管理の悩みを解決――製造業の不適合品管理を効率化するモバイルアプリとは

　製造業界の企業の多くが取得するISO 9001。この規格の要求事項には「不適合品の管理」に関するものがあり、そこには不適合品についての情報を文書化して保持することが定められている。現状では紙帳票を用いたアナログな管理体制を採っている企業が多く、印刷コストや手入力による作業の煩雑さなど、コスト面、効率面での課題が山積している。

　こうした課題を打破するためには、従来の紙ベースの管理から脱却し、業務のシステム化を進めることが求められる。また、現場で速やかに不適合品を撮影、そのまま帳票作成ができるため、モバイル化への対応も非常に効果的だ。このようなニーズを手間なく実現するために、「業務モバイル化支援サービス」が存在する。

　本コンテンツでは、ある企業で開発した不適合品管理アプリの概要とともに、業務モバイル化支援サービスの概要も紹介している。導入に当たっては、業務のカウンセリング、それに基づいた業務仕様の整理と設計、導入要件の定義、保守メンテナンスまでトータルサポートを受けることができるが、社内に十分なリソースが無くても、余計な手間が掛からない部分も大きなメリットだろう。