技術文書・技術解説
株式会社シーディーネットワークス・ジャパン
グローバルなWeb配信で付き物の表示遅延、その解消を実現するシンプルな方法
ECサイトで顧客満足を維持するには2秒以下でページを表示させる必要があるといわれるほど、Web配信の高速化が求められている。しかし、グローバルに配信を行うなら表示遅延は付き物だ。配信高速化をシンプルに実現する方法はないものか。
コンテンツ情報
公開日 |
2018/03/28 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
15ページ |
ファイルサイズ |
1.65MB
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要約
Webサイトやアプリケーションなどの表示遅延は、ECサイトであれば顧客の離脱や顧客満足度の低下、ビジネスであれば生産性の低下に直結する。この遅延時間は、パケットの往復時間(RTT)とその往復回数(RT数)の乗数によって導き出されるが、多くの人は表示遅延の原因を「RTTの増加」によるものと考えがちだ。
しかし、実際には海外との通信でさえ、RTTはそれほど大きな値を示さない。米国・欧州間やアジア間でも、RTTは一般に平均200ミリ秒以下である。このように本来小さな差を、明らかな遅延にしてしまう要因がRT数だ。TCPは、輻輳(ふくそう)を避けるため、その回数が増えやすく、結果としてRTTの微細な差を無視できないものにしてしまう。
このRT回数を削減する手段が、通信プロトコルの冗長性を排除し、世界各地への配信パフォーマンスを最適化する通信高速化サービスだ。グローバル企業がインターネットにWebサイトやアプリケーションを展開する際に直面する、コスト・複雑性と快適な利用環境という相反した要件がどう解決されるのか、本コンテンツで詳しく解説する。