レポート
アイティメディア株式会社
病院経営にも「顧客目線」を 治療の満足度を高める患者中心のIT戦略とは
今日の医療サービスはビジネスの側面も持つ。既存患者を大切にしつつ、常に新規患者を開拓しなければならないからだ。ある大規模医療法人は、Salesforceのマーケティングツールを導入し、一定の効果を上げたという。
コンテンツ情報
公開日 |
2018/03/08 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
レポート |
ページ数・視聴時間 |
6ページ |
ファイルサイズ |
338KB
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要約
今日の医療サービスは、ビジネスとしての側面を持つ。既存の患者とのつながりを維持しつつ、新規患者を呼び込む必要があるからだ。
米国ウィスコンシン州の大規模医療法人Auroraは、自社のデジタルマーケティングにSalesforceのMarketing Cloudを導入した。診療費の支払いや臨床試験の結果取得、医師へのメッセージ送信、予約管理などができる同院のポータルサイトとMarketing Cloudを連携させ、患者との密接な関係構築を実現したという。
治療に対する満足度を高め、患者が積極的に医療に参加するように促すためには「顧客目線」が必要だという考えが、米国の医療機関の間で高まりつつある。Amazon.comの元幹部は医療分野に参入し、Amazon時代に培った経験を医療分野に生かそうとしている。顧客中心の医療とは、つまり患者中心の医療だ。本稿では、患者中心の医療を実現するためのIT戦略やデータ活用の重要性について解説する。