レポート
アイティメディア株式会社
徹底解説:次世代のメモリ技術「NVDIMM」の正体
次世代メモリ技術の発展により、ストレージとメモリを統合するアプローチが現実味を帯びてきている。不揮発性メモリをDIMMスロットに搭載する標準仕様「NVDIMM」は既に利用できる製品だ。最近ではOpenStackコミュニティーもNVDIMMの採用を検討している。
コンテンツ情報
公開日 |
2017/11/16 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
レポート |
ページ数・視聴時間 |
7ページ |
ファイルサイズ |
359KB
|
要約
ソフトウェア定義ストレージ(SDS)が浸透した今、次に注目を集めているのがソフトウェア定義メモリ(SDM)だ。ストレージの未来はメモリとの統合にあり、「NVDIMM」(Nonvolatile Dual In-line Memory Module)の登場は大きな意味を持つ。NVDIMMは、不揮発性メモリをDIMMスロットに搭載するための標準仕様で、ストレージアーキテクチャの持つ永続性と速さを兼ね備えている。NVDIMM準拠のメモリは現在高額だが、最速のNVMe準拠ドライブと比べて2~4倍の速度でデータにアクセスできる。
NVDIMMは既に利用できる製品だ。複数のベンダーがNVDIMMを搭載したサーバを提供している。また、DRAM拡張ツールやキャッシュとしてのNVDIMMを、OpenStackコミュニティーがコンテナ向けに採用しようという動きもある。
このコンテンツでは、NVDIMMの高まる需要や3つの規格、メリット/デメリット、本格導入へ向けた展望を解説している。