コンテンツ情報
公開日 |
2017/10/12 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
7ページ |
ファイルサイズ |
290KB
|
要約
統合脅威管理(UTM)システムには多数のセキュリティ機能を搭載してあり、1台で幅広い脅威を防御できるのが特徴だ。とはいえ近年は、次世代ファイアウォール(NGFW)とUTMの機能的相違が曖昧になりつつあり、どちらも「ネットワークセキュリティのリスクを最小限に抑える」という目的を達成するという意味では有用なツールといえる。
それでもこの二者には明確な違いがある。UTMの最大の特徴は、ファイアウォールやマルウェア保護といった重要なセキュリティ機能を、1つのパッケージにまとめて管理する「一元管理」を重視していることだ。UTMは当初、管理効率とコストメリットの良さから中堅・中小企業を中心に普及が進んでいるが、信頼性とスケーラビリティの向上によって、大規模環境での導入も進んでいる。ほとんどのUTMベンダーは、顧客の種類に合わせた製品ラインを提供している。
さまざまなセキュリティ製品の機能を1台で利用でき、運用管理も容易になるUTMは、セキュリティ担当者がいない、または少ない企業にとっては有効な選択肢だ。数ある製品の中から自社のセキュリティニーズを満たすものを1つだけ選ぶにはどうすればいいだろうか。