コンテンツ情報
公開日 |
2017/08/31 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
9ページ |
ファイルサイズ |
335KB
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要約
2017年4月、ユナイテッド航空が離陸前の旅客機からチケット購入済みの乗客を無理やり引きずり降ろすという騒動が起きた。顧客からの信頼を著しく損ねたこの騒動から、同社の根底には、「ルールを形式的に守り、コンプライアンスさえ確保すればよし」という考え方があるのではないかとみる向きもある。
こうした考えの対極にあるのが顧客やエンドユーザーに透明性を提供し、管理の主導権を委ねることで信頼関係を築くという方法だ。この考え方をベースに顧客との関係構築をするのであれば、その複雑さから準拠が厄介にも思える「一般データ保護規則」(GDPR)への対応も顧客との信頼関係を築くチャンスになる。
本稿では、ユナイテッド航空の騒動をベースにGDPR順守の心得を解説。併せて、取り得る対策を取ったにもかかわらず、“事が起きてしまった時の備え”として考えられるサイバーセキュリティ保険について紹介する。