データの有効活用のカギは“情報の流通手段”

　現在の帳票システムでは「豊富な表現力」「多彩な出力形式」「高度なセキュリティ機能」が必須だ。また、ExcelやCSV形式、電子メールやFAX配信など、ユーザーニーズの拡大によって、システムの機能追加が必要になることが多い。それに加えて「開発／保守、システム拡張などのコストをいかに抑えられるか」が求められている。

　しかし、システム開発段階では必要だった多くのデザインツールのライセンスが、実際の運用時には不要となるようなムダも多い。また、CPUやOSなどの数に依存するライセンス体系では、有効な資産活用ができない。

　このように帳票ツールのオプションの活用に頭を悩ませている企業は多い。その解決策となるのが、デザインツールの使用制限なし、オプション機能のないオールインワン帳票システムだ。本稿では、豊富な導入事例とその最新版での追加機能などを紹介する。