ランサムウェア攻撃はなぜ成功するのか？　手口の分析から見えた9つの対策

　2017年5月12日から世界中で猛威を振るったランサムウェア「WannaCry」は、非常に強い感染力を持ち、国内でも多数の被害を出した。このようなランサムウェア攻撃が成功する背景には、企業のセキュリティを潜り抜けるテクニックを、技術力の低い攻撃者に販売するサービスなどの存在がある。

　それでは、高度化を続けるランサムウェアから、どのような方法でシステムを守ることができるのだろうか。第一に行うべき対策は、定期的なバックアップだ。被害を最小限で食い止めるならできる限り、リアルタイムで実行し、そのデータはオフラインで保管するべきだろう。

　この他にも、添付ファイルへの注意、必要最小限の権限付与、最新のセキュリティ適用といった対策が求められる。本コンテンツでは、ランサムウェア攻撃の主要な手口を解説するとともに、被害を防ぐための「9つの手順」を紹介する。