コンテンツ情報
公開日 |
2017/05/31 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
3.56MB
|
要約
桜美林学園では、メールをキーに、履修登録や課題提出、図書館サービス、就職情報サービスなど、学園内の各種サービスの認証を行っている。これらのサービスは、複数の認証サーバで運用されており、認証サーバ間の整合性は統合認証システムが管理しているが、その運用には大きな課題があった。
ITインフラは東京の町田キャンパスに集中し、平常時も法定停電やメンテナンスで年に2回ほどシステムが停止する状態だった。東日本大震災においても、当日に停電したうえ、計画停電も4回あり、そのたびに4~5時間システム停止が発生していた。同校は、これをきっかけにシステムのクラウド移行を決定。まず統合認証システムがクラウド上で安定的に動作し、信頼して利用できるかを確認するところから開始した。
さらに、火災対策などの物理的な安全性、人的な不正アクセス対策、システムの技術面も考慮。専門のデータセンターを利用することを決定し、仮想ルータと汎用ハードウェアルータを利用したVPNを構築するという提案を採用した。この提案によって、導入前の課題がどのように解決されたのかを詳しく見ていく。