IoT活用の最先端、フィールドサービスに見るコスト効率と改善分野

　急速に普及するIoT（モノのインターネット）技術。その変化の波を強く受けるとみられているのが、点検や修理など現場に移動して作業を行うフィールドサービスだ。そもそもIoTの起源はフィールドサービス管理にあるという説もあるように、その親和性は極めて高い。

　IoTが業界を変えるアプローチの1つが「自動化」だ。従来は、機械の故障などサービスが必要な状況が発生したとき、顧客から企業に要請が来て、技術者が調査に赴き、問題を特定するといった受動的な解決しかできなかった。しかし、デバイスが自動的に故障情報を発信してくれれば、顧客の要請がなくとも、技術者は解決策を持って現場に向かうことができる。

　他にもIoTは、在庫管理や点検頻度など4つのアプローチで、フィールドサービスのコスト削減と利便性向上をもたらすとみられている。IoTの普及が、どのように業界を変革していくのか、本コンテンツで確かめてほしい。