モバイル対応で過去の資産もムダにしない、資産管理システムの生かし方

　さまざまな設備や施設を効率的に管理することで、トラブル発生リスクや保全コストの抑制につなげるのが、企業設備資産管理（EAM）の目的だ。製造業の生産現場をはじめ、鉄道、道路、電気、ガス、水道など、さまざまな社会インフラで効果が期待される。

　EAMの対象は、時として屋外かつオフィスから遠く離れた場所にもあるため、モバイル端末による管理ニーズが高い。そのためEAMソリューションは、さまざまな業務アプリケーションの中でも比較的早くからモバイル対応が取り組まれてきた。

　過去の投資を無駄にしないよう、かつて製造現場で多用されたWindows CEから、現在のAndroidやiOSまで多彩なモバイル機器のOSにも対応し、タイプの異なる端末が混在しても利用できる最新機能を紹介する。タスクの適正化で、最大20％の作業コスト削減が得られるという。詳しく見ていこう。