コンテンツ情報
公開日 |
2017/01/10 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
製品資料 |
ページ数・視聴時間 |
8ページ |
ファイルサイズ |
437KB
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要約
VoIPやSkype for Businessで音声品質の劣化や通話の切断が起きるのは、IP-VPN(MPLS)やインターネット接続環境が不安定になり、パケットのロスやトラフィックの遅延が発生するからだ。この対策として契約回線の増設や帯域幅の拡大という方法があるが、不特定多数の利用者によるトラフィックの増減があることは変わらず、高い安定性を確保することは難しい。
そこで接続回線の安定性や信頼性に左右されない解決策として注目されているのが、SD-WAN(Software Defined WAN)の活用だ。この技術は優先順位の高いアプリケーションのサービス品質が最大になるように、MPLS回線、ブロードバンドケーブル、DSL接続、4GE LTE接続といった複数の物理パス全体でのアプリケーショントラフィックを動的に調整する。
複数のMPLSパス、モバイルパス、ブロードバンドパスは、状況によって安定性のレベルが変化する。SD-WANはこれらのパスを束ね、パケットを複製して異なる回線に流すことで、最速の通信経路を選択する「司令塔」の役割を果たす。本コンテンツはパス選択だけでなく、高速フェイルオーバーやコスト面などのメリットを事例も交えながら解説する。