コンテンツ情報
公開日 |
2016/12/16 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
6ページ |
ファイルサイズ |
264KB
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要約
クラウド移行は必然的な流れだが、容易なことではない。クラウド移行の成否を左右する大きな要因の1つは「ネットワーク環境」であり、「分散化された労働力」「クラウドベースのサービスやアプリケーション」、そして「帯域幅集中型のコラボレーションツール」という3つのトレンドが問題を複雑にしている。クラウド移行の成功は、単に少数のルーターやスイッチを追加する活動では成し遂げられず、ネットワークの全面的な見直しが求められているのだ。
そうした現状で注目されている技術が、「ソフトウェア定義のWAN(SD-WAN)」である。従来のWANと異なり、本質的にWANはソフトウェアベースの仮想実体として抽象化されており、ITは一元的に管理され、ネットワークを通じて全てのリモートロケーションで適用可能なポリシーを設定できる。そのため、SLAの取り組みを果たしながら、コンフィギュレーションの変更を大幅に簡素化し、トラフィックは最適なネットワークパスに導くことができるのだ。
本コンテンツでは、クラウド移行の妨げとなっている従来のネットワーク環境の問題点を各種調査結果を引用しながらまとめるとともに、その問題を解決するSD-WANの技術要素・導入効果を解説する。