コンテンツ情報
公開日 |
2016/09/09 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
7.36MB
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要約
重要な個人情報を扱う業務では、システムの開発と運用において本番環境に近い状態でのテストを行う。その際に必要となるテストデータには高い精度が求められるが、かといって、セキュリティ上のリスクにもつながる本番データを使うことはできない。
保険相談ショップ「ほけんの窓口」を全国に展開するほけんの窓口グループは、自前の顧客管理システムを構築する際にこの問題に直面した。このシステムは同社の戦略上、大きな意味を持つため、最終テストは実際の店舗スタッフにより行われる。システム担当者以外が行うテストである以上、データの関連性なども完全に本番データと同品質にする必要がある。
そうでなければ、スタッフが「データがおかしいから触っても意味がない」と考え、テスト自体が正しく遂行されなくなるからだ。それでは、このような厳密なテストの実施に際して、同社はどのような方法でテストデータを作成したのだろうか。保険業界の高いセキュリティ基準をクリアしつつ、本番データと同品質のテストデータを作成した手法を詳しく見ていこう。