大企業だけでなく中小企業システムにも無停止サービスを、低コストで効力を発揮する分散システム基盤

　クラウドは分散処理を迅速に実施することによって高い可用性を実現している。こうした環境が当たり前となった現在、企業システムでは多大なリソースを消費するタスクを同時に実行したいニーズが発生している。インメモリデータベースを活用しながら、別のシステム開発をクラウド上で継続し、さらに業務システムは普段通り稼働させたいといったニーズである。

　ユーザーが担保したいのは、高負荷環境でも各システムにおけるデータの一貫性であり、万が一の災害や障害が起きても業務継続性を失うことのない高い信頼性である。実現のためには、クラスタシステムを組むことが一般的だ。しかし構成が複雑となり、導入やメンテナンスの負担が大きくなったり、共有ストレージが前提である場合にはコスト負担に苦しむケースがある。

　本ホワイトペーパーは、複数のサーバプロセスで同一機能を提供して信頼性を向上させる、独自アルゴリズムをベースにしたソリューションの紹介だ。データの一貫性維持や冗長化だけでなく、処理の高速化や負荷分散などについても、低コストで効力を発揮する基盤技術を解説している。