クラウド活用ではさまざまなニーズが発生する。オンプレミスとの連携に始まり、次々と登場する最先端オープンソースの取り込み、そしてサーバだけでなくストレージやネットワークにまで広がる仮想化の応用などである。技術習得のハードルは高くなり、新人教育はもちろん、経験5年以上のエンジニアの育成もOJTだけに任せるわけにはいかなくなった。
プロジェクトの効率的な進行に、各分野のスペシャリストを集めるだけでは不十分となり、総合的な能力を持つ「フルスタックエンジニア」が求められる背景には、このようなクラウド化の進展がある。エンジニアの各分野でのレベルを把握し、足りない部分を迅速に補う方法論が模索されている。
本ホワイトペーパーでは、三井情報によるクラウド時代のエンジニア育成プログラム事例を紹介している。ITスキルを数値化する診断ツールを基点として、「スキルの可視化」からスキルアップにつながる研修の取り組みは非常に参考となるだろう。