クラウド利用時のデータ暗号化、なぜするのか、何をすればいいのか、効果はあるのか

　クラウドは多くのコンピュータリソースを集合させ、その中から多様な利便性を生んでいる。一方で、データがどこに保存されているかは不明瞭になりがちだ。そのため重要なデータを保護するためには「暗号化」が有効な施策となる。しかし、どれだけの水準で暗号化を施せばいいのだろうか。

　暗号化における運用上の留意点は、基本となるパスワード管理だけではない。管理者からのアクセスを制限できるかという点も考慮しなくてはならない。また一般的なディスク暗号やフォルダ暗号の仕組みでは、アクセス権はOSに依存するため、OS管理者のアクセス管理も考えなくてはならない。さらにバックアップを暗号化すべきかどうかをルール化できている企業も少ない。

　本ホワイトペーパーは、こうしたデータの可用性、システムパフォーマンスへの影響、バックアップデータの安全性など、暗号化に関する多くの課題と対処法、そして高度な暗号化システムを詳細に解説している。昨今注目されるオープンソースの暗号化技術や、パリ同時多発テロが及ぼした暗号化技術への影響についても最新情報を提供している。