事例
株式会社電通総研
トヨタ紡織が航空機部品に挑戦、厳しい公的基準を満たす生産体制を、わずか4カ月半で確立
コンテンツ情報
公開日 |
2015/12/22 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
644KB
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要約
航空機シート生産は自動車のシートと違い、品質管理の国際的な認証規格「JIS Q 9100」への対応が要求される。さらに、受注とひもづいた品質履歴管理や、法律で定められた「日本航空機規格」に基づく共通品番を用いた管理をしなくてはならない。ANAボーイング767-300のシートの共同開発プロジェクトに参画したトヨタ紡織は、自動車のシート生産で高い実績を誇る企業だが、こうしたさまざまな公的基準への対応は未知の領域だった。
当初は社内で稼働していた自動車シートの生産管理システムを流用しようと考えていたが、航空機の要件に対応するための改修には膨大な労力とコストが必要なことが判明した。しかも残された期間は、わずか4カ月半。そこでシステムは自社開発ではなく、実績のある生産管理パッケージの活用が選択された。
本ホワイトペーパーは、同社がパッケージソフトを利用して、短期間で生産管理の標準的スキームを確立していく過程を解説したものだ。従来のシステムでは対応できないケースに直面し、時間的余裕もない緊急事態に対し、企業がどのように問題を解決したかが理解でき、生産システムの改善ポイントも把握できる。