中国ネット事情は別世界、水先案内人となるネットワークパートナーを見つける条件

　中国は巨大な成長市場であり、ネットビジネスを展開しようというライバル企業も多い。しかし中国には、独特の留意しておくべきポイントが多数ある。中国本土のネットワークは広大な国土のためにもともと脆弱な面があり、さらに当局が全土でネットコンテンツを監視、場合によっては強制的にシャットダウンする体制が敷かれている。従って、コンテンツ配信に関する管理体制の確立はもちろん、ネットワークの遅延や不安定さを解消する体制を整えることも重要となる。

　日本のサーバから中国を含めたグローバル市場に向けてコンテンツ配信を行う場合、配信遅延を防ぐためにCDN（Content Delivery Network）サービスを利用する企業は多い。その上で、さらに中国では独自の事情を十分に理解したCDN事業者をパートナーに選択することが肝要だ。できれば中国本土に自社のネットワークを配置し、専門のサポート部隊や高度な管理体制を現地に設置している企業が望ましい。なぜなら、日本と大きく異なるビジネス慣習や規制に対応するには、やはり現地エキスパートの存在が大きなアドバンテージになるからだ。

　本ホワイトペーパーは、中国においてネットビジネスを成功させるための注意点を網羅的に解説し、適切なCDN事業者を選択するための条件を示している。これまでの日本企業の事例も紹介されており、レスポンス遅延や接続の不安定さを解消し、着実な成果を生み出す方法論を把握できる。