サイバーリスクを最小限に抑える、5つのアプローチ

　企業システムは大規模なサイバー攻撃によって、壊滅的なダメージを受ける可能性を持つ。いかなる攻撃も確実に防げる方法がない以上、被害の対策を怠ることはできない。そこで必要なのが、サイバー攻撃の被害を受けた場合、可能な限り迅速にシステムを回復させる手だてである。回復力も含めたセキュリティ対策こそが、ビジネスの継続性を担保し、顧客からの信頼を高めることができる。

　深刻なセキュリティの脅威に対応するには、さまざまなシステムおよびエンドポイントにまたがってセキュリティポリシーを適用し、同時にグローバルな脅威が何をしようとしているのかを、リアルタイムかつ正確に評価できなくてはならない。これを実現するには、マルウェア対策に重点を置いた防御態勢からの脱却が必要だ。セキュリティプロセスの中で「システムおよびデータの回復」に重点を置くことで、攻撃に対する防御、システムの安全確保、業務の再開というプロセスの全体を効率的に進めることができる。

　本ホワイトペーパーは、セキュリティ対策にサイバーレジリエンスを組み込んでいくための5つのアプローチを詳細に解説したものだ。