1990年代半ばは、サーバあたりのダウンタイム約88時間に相当する、アップタイム99%でも許容範囲だった。だが、ネットワークへの常時接続が当たり前となった今日では、99.9%の可用性でも許されない。企業だけでなく、エンドユーザー、顧客、取引先まで、いつどこからでもデータリソースにアクセスできる24時間365日無停止の環境を期待している。
本リポートは、第三者機関のITICが、主要なサーバハードウェア14種類とサーバOS18種類、仮想化プラットフォーム11種類の信頼性を比較し、アップタイムの動向を追跡・検証したものだ。これによると最も信頼性が高く、アップタイム (連続稼働時間) が長いと評価されたハードウェアは、6年連続でIBMサーバだった。
また、調査したサーバおよびサーバOSのほぼ全てで信頼性とアップタイムが年々向上しており、ダウンタイム要因は「人為的ミス」が「OSの不備」を上回る結果となった。他にも仮想化、クラウドの拡張、BYODなどの複雑なテクノロジーを拙速に基幹システムで採用したことなどが要因例として挙げられている。巻末には、検証結果を踏まえて、最大限のアップタイムと信頼性を実現するための9つのアドバイスを掲載。サーバおよびサーバOS、仮想化プラットフォーム導入の参考資料として活用してほしい。
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