仮想化とクラウドが皮肉にも招いてしまったネットワークの課題とは？

　仮想化とクラウドコンピューティングは、圧倒的なコストとスケーラビリティのメリットをもたらしたが、IT部門にまったく未知の課題を突き付けることになった。当面のニーズへの対応力は改善できるのだが、問題の診断やパフォーマンスの分析はより複雑になり、従来の手法ではネットワーク運用の管理や監視が難しくなってしまったのだ。

　IT部門のリーダーや部門関係者は、仮想化によるメリットを享受しながらも、ビジビリティの実現、アプリケーションパフォーマンスの維持および改善、この新しいタイプのネットワークで企業の規制ポリシーを実施することに常に苦慮している。課題は、「誇張」および「過大評価」による予測を是正し、実際の価値とROI（投資利益率）を把握することにある。

　このホワイトペーパーでは、仮想化やクラウドがもたらしたネットワーク監視・管理に関する課題をまとめるとともに、その解決方向を解説する。