E*TRADEがメッセージバスをオープンソースに移行した理由

　資産に対するローンの比率は、市場状況に応じて絶えず変化する。リスクを軽減するにはこの比率をリアルタイムで注意深く監視して管理しなければならない。大量の市場データとトレーディングイベントを毎日リアルタイムに収集して複雑な計算を用いて分析するリスク計算プラットフォームのキーになるのがメッセージバスだ。メッセージバスは、プラットフォーム全体のコスト、パフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性を左右するカギを握る。

　オンライントレーディング企業E*TRADEのリスク計算プラットフォームは、1日あたり30万件のトランザクションを処理しなければならず、メッセージバスに問題が生じると重要なサービスが止まり、多額のコストが必要になる。同社は、このプラットフォームを商用メッセージバスからオープンソース製品のRed Hat JBoss A-MQに移行することに決めた。本資料では、同社がこの移行を決断した理由とオープンソース移行によって生まれた成果を紹介する。