IT INSIDERでは、前号、今号の2号にわたって、ガートナーのいう情報システム部門の「静かな危機」について、ガートナー ジャパン グループバイスプレジデントで、エグゼクティブプログラムを担当している長谷島眞時氏の考えを紹介している。
「現行のITプラクティスやIT戦略はもはや将来の期待に応えられない」ということが表面化する時期が近付いている、というのがガートナーのいう企業ITの「静かな危機」だ。
この危機は、全世界の情報システム部門がやがて直面することではあるものの、おそらく日本企業は他の国の平均よりも、早めに迎えることになるだろうという。長谷島氏は、これを危機であると同時にチャンスだと表現する。