オンライン英会話界の寵児「レアジョブ」のITインフラを支えるサービスとは

　株式会社レアジョブは、現在急速に利用者を増やしつつあるオンライン英会話サービスの最大手企業。創業は2007年とまだ若い企業ながら、日本におけるSkypeを使ったオンライン語学学習ビジネスの先駆けとして市場を開拓し、今では累積会員登録数1７万人（2013年5月時点）と、業界で最大の規模を誇る。

　同社の業務を支えるITシステム、中でも特に重要な位置を占めている予約システムがこれ以上の拡張に耐えられなくなったことを受けて、システムを刷新するためのプロジェクトを立ち上げた。アプリケーションを新たなフレームワークの基に再構築すると同時に、よりスケーラビリティに優れたインフラ上に移行させるという一大プロジェクトだ。

　予約システムのフロント部分、つまりユーザーや講師が直接アクセスしてくるWebアプリケーションの部分は、スケーラビリティを重視してクラウドを採用したい。一方、顧客情報や営業情報のマスタデータベースは、信頼性やコンプライアンスを考慮して専用サーバ上に置きたいと考えていた同社は、どのようにしてITインフラを選定したのか。