Webアプリケーションは、実際に送受信されるHTML、JavaScript、CSSなどの文字量が表示時間、つまりパフォーマンスに影響する。
クライアントのブラウザ上に描画されるリッチな画面は、これらのファイルにより構成されているからである。そのためASP.NET Webフォームアプリケーションの性能を改善するには、大量のデータを一度に表示することを回避する工夫が必要になる。
業務アプリケーションに欠かせないデータグリッドを表示する場合、SPREAD for ASP.NETなどのコンポーネントを活用するが、使いやすい表示を実現するためには設定する項目も増えその分のデータ量が増加する。
この資料では、表計算コンポーネントのSPREAD for ASP.NETがWebページ上にグリッドを表示する手法について解説する。コンポーネントがHTMLデータを出力する仕組みを理解することで、このSPREAD for ASP.NETを利用した場合だけでなく、ASP.NET Webフォーム全般の実行速度改善に応用できる情報を提供している。