「SDN(Software Defined Networking)」は、特定の技術よりも、方向性を示した言葉だ。従って、どんなネットワーク技術の専門家でも、この言葉について中立的で十分な説明をすることは非常に困難だ。
「SDNとは何か」と10人に聞けば、10通りの答えが返ってくる。そうした状況は今後も続くだろう。筆者自身も、場合により、あるいは相手により、異なる答え方をする。
しかし、この言葉には、どのような立場の人であっても認めるべき価値がある。今回は、非ネットワークエンジニアの読者のために、「SDN」という言葉の意味を、要点解説という形式で多角的に説明する。