コンテンツ情報
公開日 |
2013/02/14 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
36ページ |
ファイルサイズ |
4.43MB
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要約
「各拠点に散在するファイルサーバを統合したら、ユーザーから『アクセスが遅い』とクレームを受けた」「せっかくお金を掛けて構築した災害対策システムなのに、リモートバックアップが規定時間内に終わらず意味を成していない」――。よく耳にするこうした話の原因は、大抵の場合、WANのボトルネックにある。帯域が限られたWAN回線に、大量のアプリケーションデータやバックアップデータが流れ込み、“目詰まり”を起こしてしまっているのである。
考慮すべきなのは、こうした目に見える直接的な課題だけではない。WANを遅いまま放置しておくと、従業員の時間を奪うことになりかねないのだ。例として、時給2000円の従業員を1000人雇用している企業を想定しよう。ファイルサーバから10Mバイトのファイルをダウンロードするのに1分かかるとすると、年間240日では、実に1ダウンロード当たり従業員全体で792万円分の時間を無駄にしている計算になる。当然ながら、回数が増えればそれに応じて無駄も増える。
こうした問題の解決策として近年注目を集めているのが「WAN高速化」である。WANの帯域幅はそのままに、その中を流れるデータの量を重複排除技術などにより大幅に減らし、スループットを向上させる。本ホワイトペーパーでは、具体的な製品について、その導入効果や内部処理の仕組み、事例まで詳しく紹介する。