Windows 8が登場しタッチ操作に最適化されたWindowsストアアプリ(旧称Metroスタイルアプリ)が注目されているが、従来のWindowsアプリケーション(デスクトップアプリケーション)が、どう対応するかも重要である。
スタートメニューの有無などが注目され、Windows 8はWindows 7から大きく変わってしまっているという印象を持つ人も多い。しかしWindows 8のOSバージョン番号は6.2で、Windows 7の6.1とメジャーバージョンは変わりない。また、Windows 8ではデスクトップ部分には大きな変更を加えず、新たなアプリケーション実行環境としてWindowsストアアプリを追加するという手法を取ってる。
しかしタッチデバイスや高解像度、高精細なモニタなどハードウェアの進歩に対応している点においては、デスクトップアプリケーションもこの影響を避けることはできない。
本稿では、Windows 8がデスクトップアプリケーションに与える影響とその対応について解説し、既存アプリケーションを新環境で動作させる場合に検討すべき点を提示している。