技術文書・技術解説
デル株式会社
仮想化ロックインからの逃げ道、Red Hat KVM移行の鍵とは?
コンテンツ情報
公開日 |
2012/02/27 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
19ページ |
ファイルサイズ |
604KB
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要約
2007年ごろから日本では企業のサーバ仮想化統合が一般的となった。今まさにリプレイスの時期で、今年は仮想化環境の見直しや大規模な仮想化製品間の移行プロジェクトなども発生している。
しかし、移行を阻むものもある。それは仮想化製品によるロックインだ。サーバの仮想化はロックインを緩和できる点がメリットとして掲げられていたが目に見えにくい「仮想化ロックイン」が生まれた。そこで「ロックインの排除」を行うために Linux に仮想化技術を持たせ仮想化ホストとするKVMという仕組みが実装された。KVMは既存の仮想化製品に対する2つ目の選択肢を提供する。これにより仮想化製品におけるロックインを緩和することができたが、既存の仮想化製品上にて、すでに稼働している仮想マシンを移行する仕組みが必要だ。
ここではDell PowerEdge R710での異種仮想化製品間における仮想マシン移行検証の結果を踏まえ、Red Hat Enterprise Linux 6に含まれる仮想マシン移行ツール「virt-v2v」を使い、移行する方法について解説しよう。