MicrosoftのVisual Basicは、ほぼ20年にわたり機能拡張を続けてきたが、1998年にリリースされたVisual Basic 6.0(以降、VB6と表記)と、2002年に登場した .NET Frameworkを基盤とした新世代のVisual Basic(以降、VB.NETと表記)では、根本的なアーキテクチャの改変が行われたため、完全互換とは言い難い。
VB6に対応したコンポーネント製品であるActiveXを、そのまま.NETコンポーネント製品に移行する有効手段はない。この資料では表計算コンポーネント「SPREAD」を例にとり、単純移行ができない背景を解説し、資産活用の方法を提案する。