輸送業(タクシー・バス)を展開するなるわ交通は、当時運行していた商業施設への送迎バスにおいて、コロナ禍による利用者減少への対策を進めていた。その一環として、送迎バスの位置情報の提供と車内Wi-Fi環境の構築を行うために、バスと運行管理システムが常時通信できるインターネット環境が必要となった。そこで同社は、車内工事が不要で簡単に設置できる通信機器の導入を検討し始めた。
同社が導入したのは、モバイルWi-Fiルーターに車載用アクセサリー一式を同梱したカーセットだった。シガーソケットに電源ケーブルを挿すだけで利用でき、車内工事を行わずに済む点が選定の決め手となった。さらに、バッテリーを含まない構造により、車内でも安全に使える点が評価された。
送迎バスの運行終了に伴い、現在、同社は機器を貸切バスに載せ替え、乗客向けの車内Wi-Fiとして活用している。山間部の多い経路でも安定した通信を確保し、インバウンド客の満足度向上に寄与している。機器は車両間で簡単に付け替えられるため、顧客のニーズに応じた柔軟な運用が可能となり、貸切バスサービス全体の付加価値向上につながっている。