大学や研究機関で、オンプレミス回帰が進んでいる。データ量の爆発的な増加に伴い、クラウドのデータ転送時間や従量課金コストが課題となっているためだ。GPUサーバに近接した環境で大容量データを効率的に管理・活用したいというニーズが高まっているが、管理者不足の現場では、ストレージ停止による「実験のやり直し」という甚大な損失を防ぐことも不可欠となっている。
こうした課題の解決策として期待されるのが、信頼性が高く、自己修復機能を備えたPB級ブロックストレージだ。独自のデータ保護技術により、障害時の復旧速度を従来RAIDと比べて最大10倍に高速化する。さらに、ディスクレベルでの自己修復機能を備え、即座に部品交換できない環境でもデータ損失を防ぎ、保守負担を大幅に軽減できる。GPU解析基盤と連携し、手元でのデータ保存・解析を支える点も見逃せない。
これらの機能はシステム全体を一貫設計する垂直統合型開発で実現され、全部品のホットスワップ対応により研究を止めない高い運用継続性を確保する。今後も1ドライブあたりの大容量化が進む中、設置スペースや消費電力を抑えつつ、増加し続ける研究データへの対応が可能となる。