ニッセイ・ウェルス生命保険は、物理レイヤーの運用/保守コスト削減などを目指し脱データセンターを進めてきた。サーバ100以上や仮想デスクトップ基盤のクラウド移行後に対象となったのが、保険契約や支払いを支える保険契約管理システムだ。だが既存OSのサポート終了が迫り、当初検討したAzure単独での移行はライセンス体系や可用性要件などの観点で慎重な検討が求められた。
そこでOracle Cloud Infrastructure(OCI)以外のクラウドサービスも含め比較検討し、Oracle Databaseのライセンスコストや可用性要件を踏まえ、AzureとOCIを組み合わせたマルチクラウド構成を採用。初利用環境も含まれるため、アセスメントからPoC、構築、運用まで一貫支援するパートナー体制を採用した。途中クラウド間接続の仕様によりネットワーク課題が発生しプロジェクト遅延も危惧されたが、パートナー企業の迅速な代替案提示と緊密な連携体制により克服できた。
本番移行後は大きなトラブルなく安定稼働を続け、情報照会のレスポンス向上や夜間のバッチ処理時間短縮などの成果を挙げている。本資料では同社の基幹システム移行の舞台裏と成功のポイントを紹介する。