近年、クラウドの活用や働き方の多様化が進んだことで、ネットワーク管理やセキュリティ対策は今まで以上に重要になっている。そこで注目されているのが、ネットワークとセキュリティの機能を統合したSASE(Secure Access Service Edge)だ。ただ、SASE導入のハードルは決して低くない。
他社はどのように、SASEに取り組んでいるのだろうか。そこで、企業が抱えるネットワークやセキュリティの課題、SASEの導入・運用にまつわる問題点についての調査を実施した。ソリューション選定に寄与する1000人を対象としており、回答者の8割が従業員数2000人未満の中小・中堅企業となっている。
調査によれば、SASEを「導入済み」「導入予定」「導入検討中」の回答が約3分の2を占めた。他のネットワーク・セキュリティソリューションと比べても導入予定の組織が多く、その普及ぶりを実感させる。ただ、「費用対効果が分からない」「(運用できる)人材がいない」といった理由から導入をためらう組織も多いようだ。本資料では、これらの調査結果を基に、課題の解決策を解説する。