廃棄量削減を実現、クラウドカメラを活用したコープさっぽろの取り組み

　生活協同組合として北海道全域に109店舗を展開するコープさっぽろでは、PB商品の開発・販売をはじめ、組合員のニーズに応える一方、総菜部門の値廃率が高いことが課題だった。決定打となる改善策が見つからない中、注目したのが、クラウド型のカメラサービスだ。

　同社では、夜間の売切り実態が店舗ごとに異なり、それが値廃率の高さにつながっていたため、カメラを用いて夜間の売り場状況をリアルタイムで確認したり、時間帯別の録画データを分析したりといった役割が期待されていたが、運用方法は各店舗に任されていた。その中で大きな成果を上げた店舗では、カメラ映像とPOSデータを組み合わせることでより精度の高い振り返りを実現。導入翌月から値廃率の削減に成功し、以降も確かな導入効果が現れている。さらに、売り上げ向上に成功した店舗も出てきているという。

　今後は、他部門への展開や、映像データの分析による店舗運営改善など、さらなる活用を目指して取り組みを進めていくという。本資料では同社の事例より、クラウド型カメラサービスについて詳しく紹介する。