人手不足が深刻化する建設業界。デジタル技術を用いた建設現場の業務効率化が必須の状況となり、昨今さまざまなツールの導入が進んでいる。その1つが、大成建設も活用するWi-Fi対応のクラウド型カメラだ。
生産プロセスのDXに向けた施策として、2020年にデジタル情報標準基盤を開発し、建設現場におけるロボットやAI、IoT機器といったデジタル技術の活用を推進している大成建設。それ以前から、セルラー搭載カメラを現場に導入し、遠隔で監視・管理できる体制を構築していたものの、コストや通信環境、現場担当者の負担増大といった課題があり、カメラの台数を増やして活用の幅を広げるところまでは至っていなかったという。
そこで、デジタル情報標準基盤との連携を前提に、Wi-Fi対応型カメラの導入検討を開始した同社は、ある製品に着目した。そして、多くのカメラを設置して建設現場全体の状況を可視化したいという目的から、施工管理向けの独自Webアプリケーションをベンダーと共同開発する形で採用に踏み切った。本資料では、同社の取り組みをさらに詳しく見ていく。