業務効率化が声高に叫ばれる中、紙帳票や手書き書類のデータ化を効率的に実行するツールとしてAI-OCRの導入が進んでいる。しかし、その活用方法は企業・組織によってさまざまだ。より効果的な活用方法を模索している企業も多いのではないだろうか。
そこで参考にしたいのが、ハガキやFAXなど手書き注文書の処理を効率化したファンケルや、商品の出荷日数を短縮した鈴廣蒲鉾本店の取り組みだ。例えばファンケルでは、データ連携基盤とAI-OCRの組み合わせによって受注処理業務のスピードアップを実現。受注登録にかかる時間を1件当たり15分から3分に短縮し、月間で約500時間の業務を削減した他、外部委託費などのコスト削減にもつなげている。
また、鈴廣蒲鉾本店ではAI-OCRを活用した店舗宅配システムを開発したことで、注文から配送までの時間を短縮。繁忙期に中3日を要していたものが今では当日出荷が可能となり、加えて出荷状況の可視化にも成功している。本資料では、両社を含め5社のAI-OCR活用の取り組みを紹介する。自社での取り組みにどう生かせそうか、イメージしながら読み進めてほしい。