2024年版グローバル脅威レポートによると、2023年のサイバー犯罪の平均ブレイクアウトタイムは62分で、最短は2分7秒だったという。サイバー攻撃はスピードを増していることが端的に分かるデータだ。
とりわけクラウドを狙う攻撃が目立っており、クラウド環境への侵入は前年比で75%増加、クラウドを意識した事例は前年比で110%増えている。また、ダークWebで特定されたデータ窃盗被害者数も前年と比べて76%増加していることが分かった。その他では、フィッシング手法を利用した攻撃も依然多く、アカウントの認証情報に加えてAPIキーとシークレット、ワンタイムパスワードなどを標的とするものも見られた。
本資料は、「2024年版グローバル脅威レポート」の概要をまとめたものだ。2023年のサイバー脅威を分析し、トレンドや注視すべきイベントなどについて解説している。さらには、攻撃者が生成AIをどのように利用するのかといった2024年の見通しも示しているので、ぜひ参考にしてほしい。