顧客情報や商談情報を管理するCRM(顧客関係管理)システムのように、自社のセキュリティリスクを管理する仕組みが「ISMS(情報セキュリティ管理システム)」だ。その目的は、自社内の情報を適切に管理し、機密性・完全性・可用性を確保することで、セキュリティ事故が起こらない仕組みを構築することにある。
そして、ISO/IEC 27001に基づいてISMSを構築し、審査機関の審査に合格すれば「ISMS認証」を取得できる。これにより、リスクの低減はもちろん、顧客や取引先から信頼を獲得したり、入札要件やセキュリティチェックをクリアしたりできる。しかし、ISMS認証取得には一定の運用工数や審査・維持費用がかかるため、注意が必要だ。
本資料では、ISMSの基礎知識やISMS認証取得のメリット/デメリット、ISMS認証取得の3つの方法について解説する。また実際にISMS認証を取得した企業の声と、ISMS認証やPマークにおける取り組みを効率化し、組織の情報セキュリティレベルを向上させるクラウドサービスも紹介しているので、参考にしてほしい。