クラウドサービスの利用が広がり、システムが複雑化する中、既存のセキュリティ対策にも変化が必要になっている。企業の間で導入が進む「EDR」(Endpoint Detection and Response)は、その最たる例だ。EDRは、PCやスマートフォンといったエンドポイントの脅威を検知・対処する。クラウドサービスなどエンドポイント以外の要素は、基本的には保護の対象外だ。
エンドポイントだけではなく、システムの幅広い要素を保護対象にしたい――。こうしたニーズに応えるために登場したのが、EDRの拡張版とも言われる「XDR」(Extended Detection and Response)だ。登場から日が浅いこともあり「XDRとは何か」についての解釈は一様ではない。一方でこうした定義よりも、より重要なことがあるとの声もある。TechTargetジャパンの関連記事をまとめた本資料は、XDRについて知っておくべき基本的な知識をまとめた。