「SD-WAN2.0」導入ガイド：特徴／製品選定のポイント／導入時の注意点を解説

　企業における拠点間のネットワーク接続には、WAN（Wide Area Network）が重宝されてきた。しかし、近年のクラウド化の進行やリモートワークの普及などを受けて、従来型WANの問題点が顕在化してきた。具体的には、非効率なネットワークパス、帯域幅の制限、セキュリティの問題が挙げられる。これらを解決するために企業が導入したのが、SD-WAN（Software Defined WAN）だ。

　SD-WANによって、確かにコスト削減やクラウドへのアクセス最適化が可能になった。しかし、SD-WANには「アプリケーションに応じた通信品質制御が難しい」「セキュリティ対策が組み込まれていない」という課題もある。そこで、新たに開発されたのが「SD-WAN2.0」だ。SD-WAN2.0では、機能強化やセキュリティ統合が図られており、効率的で柔軟なネットワーク運用が可能になるという。

　セキュリティ分野では、ネットワークとセキュリティ機能を一元化したフレームワーク「SASE（Secure Access Service Edge）」が注目されているが、SD-WAN2.0はSASEを実現するための技術的な基盤としても期待されている。本資料では、SD-WAN2.0の特徴、ソリューション選定のポイント、導入時の注意点などを解説する。