技術文書・技術解説
日本アイ・ビー・エム株式会社
AIへの投資が世界的に加速する中、そのROIは期待に応えられているのか
大規模言語モデルを利用する生成AIの台頭など、ここ数年で改めてAIへの注目度が高まったことにより、世界中の組織でその収益化を目指した取り組みが加速した。その一方でAIのROIは平均で5.9%にとどまっているという現実がある。
コンテンツ情報
公開日 |
2024/02/07 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
42ページ |
ファイルサイズ |
1.92MB
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要約
人工知能(AI)への関心が再燃した背景には、ChatGPTやERNIE、LaMDAといった大規模言語モデルを利用する「生成AI」の台頭があるのは周知の通りだ。実際に2023年初頭の段階で、AIに関心を寄せる組織は前年比で77%もの急増ぶりだった。
こうして組織がこぞってAIの収益化に向けた投資を加速させ、2023年の世界全体の投資額は1540億ドルに達するともいわれているものの、その膨大な投資額に見合うような成果を挙げられている組織はごくわずかだ。ROI(投資利益率)の平均は5.9%にとどまっているという。
そこで本資料では、ビジネス/テクノロジーの両面から見てAI投資を成功させる主要な能力は何なのかを企業調査から分析し、レポートとしてまとめている。AIによる取り組みで成功を収めた組織の事例も交え、AIプロジェクトの収益率を高める秘訣を探る。