Ansibleのコミュニティー版と商用版を比較：組織のIT自動化に適しているのは？

　ITプロセスの自動化は、単純業務から従業員を解放し、よりイノベーティブな業務にリソースを振り向けるためのアプローチだ。しかし組織のIT環境が複雑化し、インフラを構成するデバイスやプラットフォームごとに異なる自動化プロジェクトが運用されるなど、自動化が必ずしも組織全体の効率化や利益につながらないケースも散見される。

　その背景には、IT自動化において広く利用されている「Ansible」のコミュニティー版の存在がある。オープンソースのコミュニティーから生まれたAnsibleは、コミュニティー版であれば無料で使える上、開発者コミュニティーからのサポート提供が受けられるなどのメリットがある。一方で、セキュリティ、監査、エンタープライズ機能といったビジネス組織で求められる要件を満たすことは難しいという問題がある。

　本資料では、Ansibleのコミュニティー版と商用版を比較しながら、それぞれが十分に力を発揮できる利用シーンについて明確にしている。ITプロセスの自動化ソリューションの導入や、自動化の全社展開を検討している組織にとっては、大いに参考になるはずだ。