日本国内にとどまらずグローバルに事業を展開する「竹中工務店」。時代の変化を読み、グローバル化やIT化を積極的に進めるとともに、セキュリティ対策への取り組みにも力を入れている。そんな同社がセキュリティ対策を見直し、EDR(Endpoint Detection and Response)導入の検討を開始したのが、2018年のことだ。
偽装ウイルスを用いたテストを実施したところ、当時のセキュリティ体制では、偽装ウイルスを見抜けず「水際対策の限界を痛感した」ことがきっかけだったという。EDRの導入に当たっては“ワンパッケージで”全てのセキュリティ機能を提供する製品を選定した。次々と脅威が出現する中、“つぎはぎ”のセキュリティ対策では運用負荷が高まってしまうと判断したためだ。
導入を決定した後は、セキュリティ専門会社の支援を受け、2019年1月から順次インストールを開始した。2019年末の「Emotet」流行に効果を発揮した他、エンドポイントセキュリティの強化によって「どこにいても安心して仕事に臨める環境」を実現している。国内外約2万台に及ぶPCの安全を守る同社の取り組みを、本資料でさらに詳しく見ていく。