2023年版「電子契約／署名」レポート：国内市場の現状と将来像

　社会状況やビジネス環境の変化を背景に、ビジネスパーソンのデジタル化に対する意識は大きく変わりつつある。人手不足や手作業の多さに課題を感じている企業は、業務効率化を目的にデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進しており、特に契約業務においては電子契約／署名サービスの導入が進んでいる。

　2023年の調査によると、電子契約／署名サービスの利用率は7割を超え、この2年間で倍増しているという。また、電子契約／署名サービスを利用したことがある人の96％が「便利である」と回答し、その理由としては「紙・印鑑が不要である」「リモートでも対応できる」「工数が削減できる」などが挙げられた。

　加えて、企業や組織・団体における導入率も年々上昇。効果については、「在宅勤務／テレワーク対応」「事務処理の効率化」が上位を占めており、導入理由がそのまま効果として表れていることが分かった。本資料ではさらに、電子契約／署名サービスの今後の展望、導入の障壁、利用上の課題、導入をスムーズにするコツについて解説する。